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遊び心満載のLM.C史上最高傑作が完成!

LM.C史上最高傑作! といえる3rdアルバム『WONDERFUL WONDERHOLIC』が完成した。直球勝負といえる勢いに満ち溢れた前半から、遊び心満載! LM.Cの振り幅の大きさを改めて感じさせる後半まで、息をつかせぬドラマティックな展開にドキドキ、ワクワク。さらに感動の涙も……!? 相変わらずLM.Cは多細胞なバンドだと今作で痛感!! 産みの親であるAijiとmayaの2人に今作が出来上がるまで、そして、今作に対する並々ならぬ思いを伺いました。今回は珍しく? 終始一貫して真面目モードのインタビューをお届けします。

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■この1年、考えていたことが言葉になった1枚(maya)

So-net Music(以下So-net):3rdアルバム『WONDERFUL WONDERHOLIC』が完成しましたね。

Aiji:いつものごとく今回もノーコンセプトで始めて。とにかくいい曲を集めて作っていったという感じですね。だから、前作の『GIMICAL☆IMPACT!!』と作り方だったり、好みの部分ではあまり変わりはないといいますか。どこかに偏りたくもないですし。今回もいろんな景色が見える、てんこ盛りなアルバムというところでは共通していると思いますね。

So-net:相変わらず多種多様なサウンド、音の遊びがなされているけれど、前作以上に強く感じたのが、よりメロディーがストレートになっているなと。それも意識的ではなく?

Aiji:そこはすごく意識したかもしれないですね。メロディーありきというか。メロディーの説得力、例えば4小節聞いただけで泣ける感じとかっていうのは、今回意識しましたね。

So-net:とくに後半は感情の奥にぐいぐい入っていく感覚がしましたね。「meteorion」とか。

maya:この曲は昨年の5月に作業自体はしていたんですけど、歌録りは最後で。

So-net:あえて最後に残しておいたとか?

maya:とくに意識してそうしたわけじゃないんですけど、オケができて、そこに歌詞を乗せるまでに時間がかかってしまって。自分がひらめいたときに集中して一気に歌詞を乗せていくので、曲によってかかる時間が全然違うんですよね。

So-net:そのときの気持ち、リアリティーを大事にしたいと。

maya:メッセージというよりは、その瞬間の感情を残しておきたいっていうのがずっとあって。まさにこの1年、考えていたことが言葉になったアルバムになっていると思うし、前回と時間的には同じぐらいかかっていたとしても、気持ち的には前回より全然楽だったといいますか。前作の経験が活きているのが自分でも今作を作っていてわかりました。

■最初はちょっとビックバンドっぽい、すごいおしゃれな楽曲だった(Aiji)

So-net:より外に意識が向けられたアルバムだなと。歌詞にも“宇宙”や“未来”といったワードがたくさん出てきているし。

maya:もともと好きではあったけど、いま宇宙づいている感じが相当あって。未知なる、謎の世界に興味がものすごくあって、それが自然に出てるといいますか。それも3枚目ならではというか、きっと3年前とかだったらいろんなバランスを考えて頻繁に言葉にすることがなかったと思うんです。でも、僕がいま素直に思っていることだし、思い残すことがあると次回まで引っ張ってしまうんで、それならば思いのままに書こうって。そういった意味でやりきれた感はこれまで以上にありますし、そこからさらなる未来につながっている感覚も同時に感じることができましたね。

So-net:改めて自身で歌詞を読み返してみて、あ〜あのときこんなことを考えていたんだって再確認するみたいな。

maya:そういうのが楽しいんですよね。以前は完全に自分の気持ちを把握したうえで書かなければ嫌だったといいますか。遡れば遡るほど、それが強かったんですけど、いまはわからないところはわからないで、そこは余白にすればいいんだって思うようになったといいますか。

So-net:前まではわからないところも無理くり穴埋めしちゃってたと。

maya:そうですね。でも、いまは自分の気持ちをすべて把握できなくても、そのとき感じたことを素直に表せばいいんだって。

So-net:いい意味で肩の力が抜けたと。

maya:それはありますね。曲タイトルもある種、その瞬間のひらめきでつけたりしましたし。

So-net:今回もLM.Cならではの個性溢れるタイトル、楽曲が目白押しですが。中でも8曲目の「EDO FUNK」は遊び心の極みといいますか。

Aiji:最初はちょっとビックバンドっぽい、すごいおしゃれな楽曲だったんですけど、mayaが「あの曲、江戸っぽく、和っぽくならないですかね?」って言ってきて。そこから装飾していったんです。

So-net:外人からみた日本的な。和洋折衷感が斬新でした。

Aiji:今回は特別リード曲とかっていうのはないんですけど、その中でもこの曲はリード曲な気分で作ってましたね。あと、今回はジャンルとかもさらに広がってきていて。ファンクもあればボサノバ風もあったり、レゲエ風もあったりで。あとはウクレレを弾いたり、ボトルネックをやったりとか、色んなトライもアルバムの中でやってますね。

■構えず、フラットな気持ちで聞いてもらって、よりこの曲の核心に触れてほしい(Aiji)

So-net:レゲエといえば「Optimisland」(読み:オプティムアイランド)。「EDO FUNK」にしろ、えっ? 同じバンド?っていうぐらいの違いで。

maya:この曲ではリゾート感みたいなのを表したくて。タイトルもOptimist(楽天家の意)とIslandをあわせた造語にしたんです。ほかにも「meteorion」(読み:メテオリオン)や「pOlyLifE」(読み:ポリライフ)といった造語のタイトルをつけたんですけど、 それも今のモードがそうだったといいますか。前だったら、読めないタイトルはつけたくないって思っていたんですけど、曲を一番表す言葉にしたいなって。その結果、辞書には無いタイトルになったんですよね。

So-net:また「僕らの未来。」は唯一の日本語ですが。

maya:作ったときにこれしか思い浮かばなかったんですよね。この曲だけ他の曲と差別化を図ろうとして、日本語にしたわけではないんですけど、たまたまほかの曲のタイトルをつけるときに、日本語ではピンとこなかったというだけで。でも、「僕らの未来。」を際立たせるために、この曲が出来てからは他の曲は日本語にしなかったってのもあります。

So-net:この曲は以前から音源化が熱望されていたライブでおなじみの楽曲で。特別な思いを抱いているファンの人も多いと思うし、何より2人にとっても思い入れが強いんじゃないかなと。

Aiji:あえて音源化をしなかったというよりは、ずっと必要とあらば収録しようと思っていたんですよ。で、今回収録しなかったら、もう出さなくてもいいかなと思っていたんですけど、たまたま今回のアルバムにはまっていたので、収録したという。でも、3年ライブでやってきた曲だったので、ここまできたら収録しないままでもいいんじゃない?って声もあったし、ファンの人の中では、ライブだけの曲であってほしかった人もいるかもしれないんですけど、歌詞を知ってもらえてた方が明日からの君の応援歌になるかもねっていうところもあって、今回入れたんです。アレンジに関しても今の自分達がやりたいアレンジにしました。

So-net:ある意味、ライブに行っている人は、その人達だけの特権みたいなところもあっただろうしね。

Aiji:気持ちはわからないわけじゃないんですけど、そういったところも取っ払って、構えず、フラットな気持ちで聞いてもらって、よりこの曲の核心に触れてほしいですね。

■前回よりも経験値、表現力があがってきてるのは自分でも感じてます(maya)

So-net:また曲順が絶妙だよね。前半は力強く、ぐいぐい引っ張っていく感じがするんだけど、後半は穏やかな心地よさが味わえたり。人間の感情の起伏がそのまま1枚になっているというか。

Aiji:ライブにしても音源にしても変わらず、こういう盛り上がり方、抑揚感が好きなんですよね。今回曲順を決めるときも特別何かを話し合ったわけじゃないのに、僕とmayaはまったく一緒だったし。

So-net:まったく一緒ってすごいよね。あと、maya君の歌い方や声も曲によってまったく別人? へたしたら性別も違う? って思うぐらい異なっていてビックリでした。

maya:前よりも理想像が明確に出てきているというか。まだまだ頭で鳴っている声に追いついていないところはあるかもしれないですけど、前回よりも経験値、表現力があがってきてるのは自分でも感じてますね。

Aiji:いろんな意味で今回、自分達でも改めていいアルバムになったなって。歌詞が研ぎ澄まされてきているし、僕とmayaが持っているLM.C的黄金率がどんどん洗練されているなって。

So-net:いい意味での余裕感があるよね。

Aiji:確かに焦りはなかったですね。ずっと地に足をつけながら作ることができましたし。そういう精神状態のときにはこういういいアルバムができるのかなって。全曲シングルクオリティーの良作ですし、本当にこんなアルバムを作れてよかったなって思いましたしね。

So-net:まさに宇宙的な、LM.Cは無限大だなって。次のアルバムが早くも楽しみになりました。

Aiji:逆に自分は不安になりましたけどね(笑)。こんなアルバム作ちゃって、次また大変だなって。でも、それと同時に前作も本当にいいアルバムだったなって。最近また、前作を聴き聞き直したりしてるんですよね。さらに大事に愛おしくなりましたね。

maya:なので、ぜひ今作と一緒に前作も聞いてほしいですね。

So-net:そして、春にはワールドツアーと日本ツアーが行われるそうですが。

maya:今回は先に海外からスタートして、そこで得たものが日本でそのまま表現されると思うんです。一発目からいきなりツアーファイナル的な、テンション高めになっていると思うので、ぜひ今作を聞いてしっかり予習してライブに来てほしいですね。

TEXT/星野彩乃
PROFILE
LM.C(エルエム.シー)
元PierrotのAiji(G)と、同郷の後輩バンドのギタリストとして活動していたmaya(Vo)とで結成したユニット。2006 年10月4日にマキシ盤「Trailers【Gold】」「Trailers【Silver】」を同時発売し、デビュー。2008年11月5日に初めてのフルアルバム『GIMMICAL☆IMPACT!!』『SUPER GLITTER LOUD BOX』を2枚同時発売。2010年3月3日に3rdアルバムとなる『WONDERFUL WONDERHOLIC』を発売。4月からは2度目となるワールドツアーを行い、その後、5月からジャパンツアーが行われる。
■オフィシャルサイト
http://www.lovely-mocochang.com/
『WONDERFUL WONDERHOLIC』/LM.C【初回盤A】(CD+DVD)
(収録曲)
GHOST†HEART/Space Wannabiez/僕らの未来。/It's a Wonderful Wonder World ほか全14曲
※DVDにはライブ映像@長野県民文化会館(09.12.25)収録。
PCCA-03101/4,725円(税込) 2010.3.3 ON SALE
『WONDERFUL WONDERHOLIC』/LM.C【初回盤B】(CD+DVD)
(収録曲)
GHOST†HEART/Space Wannabiez/僕らの未来。/It's a Wonderful Wonder World ほか全14曲
※DVDにはライブ映像@新木場STUDIO COAST(09.8.30)収録。
PCCA-03102/4,725円(税込) 2010.3.3 ON SALE
『WONDERFUL WONDERHOLIC』/LM.C【通常盤】(CD)
(収録曲)
GHOST†HEART/Space Wannabiez/僕らの未来。/It's a Wonderful Wonder World ほか全14曲

PCCA-03103/3,150円(税込) 2010.3.3 ON SALE
タグ:LM.C

posted by So-netMusic at 2010-02-24 10:55  nice!(0)  コメント(1) 
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2009年の5月に「会いたくて」でメジャーデビュー。3枚のシングルをヒットチャートに送りこんだ彩冷えるがファースト・アルバム『彩-irodori-』をリリース! インディー時代にメインコンポーザーだったメンバーが脱退(2006年)という危機を乗り超え、全員がソングライティングを手がけるバンドへと急成長を遂げた彼らの才能がフルに発揮された作品に仕上がっている。「ヴィジュアル・シーンの中では異質なのかもしれない」と自分たちのことを分析する彩冷える。影響を受けた音楽もキャラクターも実に彩り豊か。会話のキャッチボールが楽しいインタビューからもジャンルレスなバンドだということが伝わってくるはず。
動画コメントはこちら
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■車での移動中は全員が違う音楽を聴いてる

So-net Music(以下So-net):まず、彩冷えるの特色について聞きたいのですが、ヴィジュアル系=ゴシックやヘヴィメタルに影響を受けたバンドというふうに捉えたとすると、音楽のアプローチが幅広いし、カテゴライズできないですよね。

葵(Vo/写真中央):そうですね。僕たちはヴィジュアル系という枠組みを否定はしないし、何を持ってそう捉えるかはそれぞれだと思いますけれど、見た目にこだわることはすごく大事だと思っているし、ステージを含む見せ方という意味では自分たちはヴィジュアル系だと思ってますね。ただ、もしも、お化粧しているバンド=ヴィジュアル系という何か固定概念があって聴かない傾向があるのならば、自分たちはその壁を壊していく存在になれたらなと思ってます。よりたくさんの人たちに聴いてほしいし、そういう活動をしていきたいと思っています。

So-net:年齢や性別を超えて支持される音楽を?

葵:ええ。うちのバンドは全員が曲を作るので、ヴァリエーションが広いんですけど、メロディラインを重要視していることにおいては共通しているので、自分たちらしさはメロディにあるのかなって。そういう意味ではシーンの中で異質なのかなと思います。異質になろうと思ってやってきたわけじゃなくて、5人5様の良さが混ざり合った結果、ありそうでないバンドになったのかなと。

So-net:影響を受けた音楽はどれぐらい違いますか?

葵:ホントにバラバラだと思います。例えば、車で移動してるときに誰かが好きな音楽をカーステレオで流したら、ほかのメンバーはそれぞれ、自分が聴きたい曲をiPodで聴いてるみたいな(笑)。

ケンゾ(Dr/写真右から2番目):基本、ヘッドホンしてますね。

So-net:ちなみに各自、好んで聴くのは?

葵:僕は曲を作るようになってからは、音楽より映画だったり、別のものから吸収したいほうなので、チャートに入ってる音楽やJ-POPを“なぜ、そんなに支持されてるのかな?”と思って聴くことが多いですね。バンドをやる前はB'zとかCHAGE&ASKA、Mr.Childern、斉藤和義さんを聴いてました。人情味あふれる歌詞を書く人が好きですね。

ケンゾ:俺はもともとはハードロック、メタルから入ったんですけど、そこからいろんな音楽を聴くようになりましたね。プログレッシブロック、エレクトロニカ、ゲーム・ミュージックも好きだし……。自分はドラムだけど、生とか打ち込みにはこだわらない。曲としていいなと思えるものを聴きますね。

インテツ(B/写真左から2番目):僕もケンゾくんと近いところがあって、高校生の頃にリンプ・ビズキットやKORNが人気があったので、メタルやハードコアを聴いて育ちましたね。いちばん好きなのはスレイヤーです。

ケンゾ:夢人は日本の歌謡曲。工藤静香さんとか。

インテツ:メンバーの中ではいちばん年下だけどね。

夢人(G/写真右):母親の影響で子供の頃から安全地帯とか、そういう音楽を聴いていたので、自分の作る曲のメロディにもそういう傾向は出ていると思います。

タケヒト(G/写真左):僕はX JAPANですね。ギターを始めたきっかけでもある。バンドで曲を作るようになってからは、夢人から昔の歌謡曲を借りて聴いたり、子供の頃に好きだった曲を聴き直してみたり。僕の場合はXから入ってメタルに行かずにJ-POPを好きになった感じですね。

■見た目とは違う!? 5人のキャラクター

So-net:確かに幅広いですね。それぞれのバンド内での役割や性格も教えてください。

葵:ケンゾはいい人ですね(笑)。思ったことをオブラートに包まずにそのまま言うから、ときには人を傷つけますけど、ウソをつかないし、ホントにまっすぐな人です。カッコいいなって。

インテツ:ストレートだよね。

So-net:5人の中でいちばん男っぽい?

葵:男っぽいけど、ガラスの心を持ってる(笑)。

インテツ:ケンゾくんだけ先に帰ったときに、メンバーでゴハン食べに行ったりしたら、翌日、すごく気にしてたりとか。あと、ミュージシャン仲間がいちばん多い。

ケンゾ:でも、ファンのコには怖がられるんですよ。いちばん話しかけづらいみたいで。

So-net:そんなケンゾくんからインテツくんを見たら?

ケンゾ:細いですね(笑)。性格的には自分の中で完全消化しないと気がすまない。

葵:納得できないと前に進まないですね。

ケンゾ:スゴイなと思う。“なぜイヤなの?”って聞かれて俺なら“イヤだからイヤだ”って答えるけど(笑)、インテツは“こうでこうだからイヤで、だから、こうしよう”って言うタイプ。

So-net:性格は対照的なリズム隊?

インテツ:言い方は違うけど、考えてる根っこの部分は近いですね。ケンゾがうまく言葉で言えないことも横にいるとわかったりとか。

ケンゾ:バンド内の役割は俺の通訳(笑)。

葵:あと、インテツくんは見た目やものごしがやわらかいけど、内面は男らしい。

夢人:ベース弾いてるときの顔とか怪獣ですから(笑)。

インテツ:で、タケヒトはコタツのような存在なんです(笑)。僕とは高校時代の同級生でいちばん付き合いが長いんですけど、穏やかであったかくて一緒にいると安心しますね。バンドのことも一歩ひいたところから見てくれて自分が発言しなくても、まわりの意見をちゃんと聞いている大人なところがありますね。

ケンゾ:コタツっていうのはわかるな。彩冷えるの中の癒し系。家族で言うとおばあちゃん(笑)。

タケヒト:この前までお母さんだったのに孫まで生まれちゃった?(笑)。

インテツ:そんな家族構成で言うと、夢人くんは伸び伸び元気に育った末っ子ですね。突飛なことを考えるし、作る曲にもそういう面があらわれていて、面白いと思ったアイディアをすぐ取り入れる。

タケヒト:葵くんはとにかく大人で信頼できる人ですね。インディーズの頃は葵くんがスケジューリングとかマネージメントを全部やってくれてたんですよ。人間として完成されてる。

葵:(苦笑)それは褒め過ぎ。

タケヒト:それでいてアーティスティックな面も持っていて、もう5年ぐらい一緒にいますけど、まだミステリアスで謎な部分がありますね。

So-net:ボーカリストは感情の揺れが激しいタイプが多いけど、葵くんはそういうタイプじゃなさそう。

ケンゾ:確かに。

So-net:見せないだけかもしれないけど。

ケンゾ:見せな(笑)。もう俺なんか見せっぱなしですからね(笑)。

夢人:ケンゾくんにフィルターはないですから(笑)。

■ホントに多彩でカラフルな曲が揃った

So-net:1月27日にはメジャーデビューシングル「会いたくて」を始めとした「夏物語」、「サヨナラ」の3枚のヒットシングルや映画の主題歌になった曲も収録された1st・アルバム『彩-irodori-』が発売されますが、タイトルは誰が命名?

インテツ:ある程度、曲が出そろってみんなで話しているときに「カラフルだね」って言葉が出て、このタイトルに決まったんです。コンセプトを決めて作ったアルバムじゃないし、自分たちの中から自然に出てくる曲が、彩冷えるだよねって。

So-net:ホントにバラエティ豊かでポップだし。

葵:今の彩冷えるを知ってほしい作品なので、そういう意味でも“彩”っていう漢字を使ったらいいんじゃないかって。ファースト・アルバムだし、シングルで初めて聴いた方にも、これだけいろんな曲ができるバンドなんだっていうことを知ってほしいし。

ケンゾ:今まで以上にジャンルを超えた広がりのあるアルバムになったので、いい意味で裏切れるかなと思ってます。もちろん彩冷える王道の曲もあるし、ホントに多彩な曲が揃いましたね。

インテツ:今の5人がいちばんカッコいいと思う曲を詰め込めましたね。バラードもあるし、ピコピコの打ち込みの曲もあるし、ジャズっぽい曲もあるし、不思議なバンドで面白そうだなと思ってくれたら。

タケヒト:全員が曲や歌詞を書いて、これだけバラエティに富んでるバンドってなかなかいないと思うので。彩冷えるはキャラクターが個性的だと言われるんですけど、それは曲に関しても同じで各自が全然、違う感性で曲を作ってることがわかってもらえるんじゃないかな。

葵:歌詞もシングルは多くの人に共有して欲しかったので恋愛をテーマにしてますけど、アルバムはもっと精神的なメッセージをこめた詞があったり、等身大で自分が感じていること、経験したことをふくめて書いているので、じっくり読んでもらえるとうれしいですね。

So-net:最後に2010年の計画、やってみたいことは?

夢人:3月からアルバムをひっさげたツアーに出ようと思ってます。これだけいいアルバムが出来たので、早く全国で待ってくれてるみんなのところに行きたい。

ケンゾ:今年は海外にも行きたいですね。

So-net:彩冷えるはインディー時代から何度か海外に行ってライヴしてますもんね。

ケンゾ:7、8回行ってるんだっけ?

インテツ:ヨーロッパが3回でアメリカが1回で韓国2回で台湾が1回。

ケンゾ:まだ行ったことがないところがいいね。エジプトとか行く?

インテツ:ライヴ・イン・カイロ(笑)。

葵:行ってきてください(笑)。

ケンゾ:とにかく面白いことがやりたいですね。ファンも関係者も自分らもビックリするような。

タケヒト:自分らも!?(笑)。

●TEXT/山本弘子

So-net Music Visual Monthly Question

So-net Music から彩冷えるへの質問

「成人式の思い出を語ってください」

※彩冷えるのコメントに答えるには、コメント欄、TB欄を使ってください。
みなさまからのコメントはアーティスト本人もチェックしますので、じゃんじゃん書き込んでくださいね!

では、彩冷えるの成人式の思い出は?(こちら)からどうぞ!>>>>PLAY

Profile
彩冷える(アヤビエ)
2004年結成。これまでにシングル17枚、アルバム6枚をリリース。ライブでは、渋谷O-WEST、渋谷O-EAST、渋谷AX、赤坂BLITZ、中野サンプラザホール、日比谷野外大音楽堂、C.C.Lemonホール、東京厚生年金会館、Zepp Tokyoにてワンマンライブを行うなど、着実にオーディエンスを増やす。活動範囲は国内だけにとどまらず、これまでにヨーロッパツアー3回、韓国公演2 回、アメリカツアー1回、台湾公演1回をそれぞれ成功させる。そして、2009年5月27日、徳間ジャパンコミュニケーションズよりメジャーデビュー。シングル3枚を経て、2010年1月27日に待望のメジャー1stフルアルバムを発売する。

■オフィシャルサイト
http://www.ayabie.net/

『彩-irodori-』/彩冷える
【初回生産限定盤A】(CD+DVD)
(収録曲)
会いたくて/GAME/サヨナラ/growther  含む全11曲
※【DVD】2009/10/26に行われた渋谷AXでのライブ&舞台裏にカメラが密着! 【封入特典】彩冷えるminiパネル
TKCA-73501/3,500円(税込)
2010.1.27 ON SALE
『彩-irodori-』/彩冷える
【初回生産限定盤B】(CD+DVD)
(収録曲)
会いたくて/GAME/サヨナラ/恋をしようよ  含む全11曲
※【DVD】2009年10月に行われた台湾・台北での初LIVEにカメラが密着! 【封入特典】彩冷えるminiパネル
TKCA-73502/3,500円(税込)
2010.1.27 ON SALE
『彩-irodori-』/彩冷える
【通常盤】(CD+DVD)
(収録曲)
会いたくて/GAME/サヨナラ/カナリア (彩-irodori- ver.)/未来へ  含む全12曲
※【初回生産分限定特典】豪華56P 写真集付き。【封入特典】彩冷えるminiパネル
TKCA-73506/2,800円(税込)
2010.1.27 ON SALE
Present
プレゼント サイン入りポラを3名様にプレゼント。
応募はこちらから
※応募〆切は2010年2月28日(日)です。
タグ:彩冷える

posted by So-netMusic at 2010-01-27 10:11  nice!(1)  コメント(0) 
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この夏~秋にかけて、ワンマンを含む二度のライブをフランス、そしてドイツで行ったAoi。元々持っていた彼のヨーロッパを感じさせる音楽性や世界観は、本場欧州でも大いに受け入れられていたようだ。
そんな彼のヨーロッパ的世界観を更に推し進めたのが今回のニューアルバム『Requiem』。2ndアルバムにあたる今作は、彼の趣向であるヨーロッパ的世界観が、より深く、濃く表れたものとなった。さながらそれは、世紀末芸術や耽美派の絵画を眺めているがごとく。そこから聴き手は物語を膨らませ、彼の誘う独特の世界観へと彷徨していくことになる。
そんな絵画のごとくニューアルバムを描きあげたAoiに今作を中心に話を聞いてみた。
動画コメントはこちら
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■ヨーロッパ的世界観のリアルさは、前作とは全く異質のもの

So-net Music(以下So-net):この夏には、ドイツやフランスでのソロ・ワンマンライヴを成功させましたが、向うの反応はいかがでした?

Aoi:とても温かく迎えてもらえました。(ライヴを)演っていても、 “ホームに帰って来た”という感じがしたんです。向うでは特別気を張って、意識もなく演っているのですが、僕がソロで描いている世界観自体、ヨーロッパの感触に近く、それが自然な形で受け入れられたのは非常に嬉しいですね。

So-net:確かにAoiさんの音楽性は、様式美や退廃的、背徳的な部分も含め、どこかヨーロッパ的な世界観を持ってますもんね。

Aoi:ありがとうございます。自身でも向うでは、馴染んで、受け入れてもらえている感はあって。言葉の細かいニュアンス等の伝わりにくさはあると思いますが、それを上回るぐらい、お客さんも楽曲にダイレクトに反応してくれますからね。特に今回のワンマンは以前よりもさらに熱く、ステージも客席も境がないぐらい、まるでお互いがライヴを行っている感じでした。僕自身もオーディエンスを観て、更に燃えたというか。日本での<ステージと客席との間で生まれる一体感>とはまた違った一体感が、そこにはあったんです。

So-net:では、お客さんとAoiさんとの間でのエネルギーのキャッチボールが、ドイツやフランスでも確実にあったと。

Aoi:ありました。言葉の壁があるぶん、それらを取っ払った、裸のぶつかり合いがそこにはありました。実際、一緒に歌ってくれた時は、驚きました。

So-net:その海外に行ったり、ライヴを行ったりが、その後の作品づくりに影響を与えたりは?

Aoi:一作目のソロ・アルバム『Veil』の段階では、まだ僕の想像の中のヨーロッパを描いていたんですが、今回のアルバムは、その後、実際にフランスやドイツを訪れ、その国々の人たちと会話し、同じ空気を吸う、その経験が自分の血となり、肉となって完成した作品になったので、ヨーロッパ的なリアルさは、前作とは全く異質のものだと思うんです。

So-net:今作はよりヨーロピアン度も高くなり、より写実的で絵画チックですもんね。それに対し、サウンドの方は、より攻めの曲が揃い、強靭になり、勢いも増し、更にライヴ向きになった気がするんですが。

Aoi:無意識でしたが言われてみると確かにそうかもしれないですね。それは、自分の描きたいことのリアルさがより濃くなったことで、テンポ感や力強さみたいなものが勢いとして現れたんじゃないかなと思います。

So-net:作品に幾つかのミディアムテンポの曲を入れ、アクセントやメリハリ付けをするアーティストさんも多いですが、今作は、ラスト前に一曲、バラードが入っているだけで、それ以外は1曲の中で緩急やドラマティックづけが成された楽曲が並んでいますね。

Aoi:僕が作る歌詞は、いわゆる実体験からではなく、物語を想像し、そこに主人公を立て、その主人公の動きを描いたものばかりなんです。普通に考えると、それだとライヴ感はつきにくいんでしょうが、今回の『Requiem』は、幻想的な世界観ながら、命の鼓動がする。その辺りが溶け合ってまさに一体化した作品ができたかなと。

■1枚の絵を描くがごとく主人公の運命を一こまに切り取ってみた

So-net:歌詞にしろ、サウンドにしろ、かなりの緻密さも感じたんですが、やはりレコーディングにはかなり時間が…?

Aoi:実は、時間があまりなかったんです(苦笑)。この夏発売したBOUNTYのニューアルバムのレコーディング中に、今回のソロ・アルバム用の曲を作っていたので。

So-net:えーっ!?

Aoi:なので、曲作りはBOUNTYのレコーディング最中に行い、そのレコーディングが終わった直後から、今度は、今作のレコーディングに入ったんです。おかげさまで良い意味でその辺りの緊張感も作品に入れ込めたかなと思います。

So-net:(笑)。だけど、BOUNTYさんとAoiソロじゃ世界観やタイプも違うので、チャンネルの切り替えも大変だったんじゃ?

Aoi:BOUNTYでも僕が作詞/作曲をしている曲がありますけど、特に自分の中では、両者に隔てはなくて。BOUNTYとソロとの決定的な違いは、僕が作ったものでもKAZUYAさんがギターを弾けば、自然とそれはBOUNTYの世界観になるし、ソロは一人で作るので、自ずとソロならではの世界観が出ているんです。

So-net:では、<昼はBOUNTY、夜はAoiソロ>なんて時期もあったと(笑)。今作のアレンジャーはBOUNTYも手掛けているTohruさんですが。Tohruさんとはその辺りの線引きの話等は?

Aoi:色々と話しました。曲の方向性や実際にその場でアレンジを進めながらの作業でした。今回は曲が先にあったので、そのメロディにインスパイアされて歌詞は書いていきました。

So-net:歌はいかがでした? 表現の幅や深みもまた一段と増した感があるのですが。

Aoi:その辺りの答えは難しいですね。僕の中ではそれぞれの曲の主人公が歌っているようなものなので。

So-net:それは?

Aoi:歌ってるのはAoiなんだけど、歌わせているのは、その曲の主人公たちというか…。1曲1曲が全く違った人生を送ってきた人たちが、それぞれ歌っている感じがするんです。その辺りが、曲にって出す表情が違うことに結びついているのかなと。

So-net:では、一曲ずつ、その主人公のパーソナルをそれぞれ思い描いて歌っていると?

Aoi:成りきるというよりは、憑依すると言った方が近いと思います。曲が始まった瞬間に、その主人公が自分の中に入っていく感覚ですね。歌も一見その場面の切り取りのようですが、その前後やそこまでの過程やストーリーまでも自分の中では描いているので。今後は一人の人の未来や過去をそれぞれ切り取って描いてみてもよいかなと思ってます。

So-net:歌詞も写実的で実に油絵的な印象を受けました。もちろん映像的ではあるんだけど、どことなく絵画的な手触りや雰囲気を持った曲が揃ったなと。

Aoi:その例えは嬉しいですね。実際、僕は歌詞を書く時に映像のその一瞬を切り取って、描いている意識を持っていて。僕の中で<1曲>は、額に入っている一枚の絵のようなものなんです。特に「jester」は、書いていて面白かった。道化師に関しての曲を書きたくて、それにあたり色々と文献を調べてみたんです。そんな中、僕が最も惹かれた記述の一つに、<愛しい人を傷つけたり、あやめてしまうことでしか自分の愛を表現できない>というのがあって。それが凄くAoiソロの世界観に近いし、ロマンチックに思えたんです。実際書き始めたら映像がどんどん浮かんできて、それを追うように、まるで自動書記のように無意識に書いていたんです。気づいたら狂気をはらんだ理想的な歌詞が書けていました。

So-net:その瞬間から憑依していたんですね(笑)。だけど、それが「jester」の持つスピード感にも関連しているような。

Aoi:それはありますね。あと、歌詞で言うと、「jester」とは真逆で、「VIRGIN」と、「Lost」に関しては、歌詞がなかなか書けなかったんです。特に「Lost」は当初、映像が鮮明過ぎて言葉に置き換えることができなかったというか。なので、あえて違った映像を思い浮かべ、それを歌にしてみたんです。自分的には先の映像はまだ歌詞として描く段階ではなかったのかなと。いつかはキチンと描ける時期がくるでしょうから。また、この「Lost」は、今までなかった<訴える>要素が多分に入っているので、新しい自分の側面を披露できたと思っています。

■タイトルの『Requiem』は、主人公たちに対しての鎮魂歌

So-net:12月には日本でも初のワンマン・ライヴが行われますが、その意気込みを。

Aoi:ようやくここにきて、Aoiの世界観をきっちりと伝えられる機会が来たなと。今までは短い時間の中でしかソロのAoiを表現できなかったんですが、このワンマンでは、Aoiソロの世界観を存分に味わって欲しいですね。

So-net:でも、これだけ濃厚で構築された世界観だと、歌っていてもかなり疲れるんじゃ?

Aoi:実はそうでもないんです。さっきも言いましたが、歌っている最中はその曲の主人公が憑依しているので、痛みや疲れをあまり感じないんです。まっ、ライヴが終わってからも、軽いトランス状態になっていて、すぐにそれが抜けてくれない時もありますけど(笑)。

So-net:最後に今作の聴きどころを教えて下さい。

Aoi:創造する者の権限で、主人公を殺めたり、悲しい結末を迎えさせているのですが、今回のタイトルの『Requiem』は、<そんな主人公たちに対しての鎮魂歌>の意もあるんです。そういった意味では、色々な物語がありますが、一本筋の通った作品にはなってるかなと思います。是非、一つ一つの物語を感じながら聴いて欲しいですね。

●TEXT/池田スカオ和宏


Profile
Aoi(アオイ)
2007年1stシングル「VISION」を発表。その後もコンスタントに作品をリリースし、2008年6月1stアルバム『Veil』を完成。7月にはフランス・パリで行われた"JAPAN EXPO 2008"で初海外ライヴを敢行。5000人のオーディエンスを熱狂させた。翌2009年7月、主催者側からのリクエストにより再び"JAPAN EXPO 2009"に参加。前年を上回る7000人を動員した。7月31日にはドイツ・ボン、8月1日フランス・パリにて単独公演を成功させる。11月18日には2ndアルバム『Requiem(レクレイム)』を発売。  元FANATIC◇CRISISのGt.KAZUYAとのユニット、BOUNTY(バウンティ)のヴォーカルとしての活動も並行して行い、『Tribal』(2008年)、『Attack』(2009年)と2枚のフルアルバムを発表している。

■オフィシャルサイト
http://www.aoi-line.com/

【TYPE-A】(CD)
『Requiem』/Aoi
(収録曲)
VIRGIN(Requiem ensemble)/MAKE YOUR HEAVEN/Carmen/Replica ほか全11曲
※オリジナルカード1枚封入(全3種)
KHCM-1104/3,000円(税込)
2009.11.18 ON SALE
【TYPE-B】(CD+DVD)
『Requiem』/Aoi
(収録曲)
VIRGIN(Requiem ensemble)/MAKE YOUR HEAVEN/Carmen/Replica ほか全11曲
※DVDにはオリジナルアルバム曲「Concord」PV収録
KHCM-1105/3,600円(税込)
2009.11.18 ON SALE
Present
プレゼント ネイルブロックを3名様にプレゼント。
応募はこちらから
※応募〆切は2009年12月31日(木)です。

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前作「PUNKY HEART」から約半年を経てリリースされる「GHOST†HEART」は、さらなるLM.Cの新境地を感じさせるドラマティックなナンバーだ。これまでもさまざまなサウンド、予測不能なアイディアと展開でリスナーを驚かせ続けてきた彼らであるが、今作もいい意味で聴き手の想像を打ち砕いた、LM.Cならではの脳裏から心の奥底までチクチクと刺激する作品に仕上がった。今回はSo-net Music VISUAL 久々の登場ということで、楽曲の話に加え、最近の2人の近況、心境の変化、今後のライブツアーの話など、たっぷりと2人に語っていただきました。そして、最後には完全なる妄想モードに突入……!?
動画コメントはこちら
inter_front.gif
■いい距離感がお互いあるからこそ、こうやってずっと一緒に活動できる(Aiji)

So-net Music(以下So-net):お久しぶりの登場ということで。まずは最近のお2人はどのような過ごし方をしていたんですか?

Aiji:ライブイベントに出演したり、アルバムの制作をしたり、基本的に休みはないですけど、相変わらず楽しくやってますね。

maya:仮に休みがあっても何もしないですしね。

So-net:家でひきこもり状態みたいな。

maya:微動だにしないですね(笑)。

Aiji:逆に一日休みもらったところで、たいした予定立たないですからね。

So-net:夜の街に繰り出すとかもなかった?

Aiji:それはありましたね(笑)。この夏はよくmayaと2人で夜中に寿司を食べに行ってましたね。で、食べ終わったあとにわざわざスタバに行ってコーヒーを買って帰るというのがお決まりのコースで。

So-net:お寿司のお決まりメニューみたいなものもあったりするの?

Aiji:まつぶ貝からスタートして、トロタクの中巻きで終わるという。

So-net:2人とも?

maya:わりと一緒ですね。

So-net:食べ物の嗜好も同じとは!?

Aiji:昔はそこまで仲いいとは思ってなかったんですけど、最近は俺ら相当仲いいんじゃないかって思うようになりましたね(笑)。

So-net:片時も離れたくないみたいな。

Aiji:(即座に)それはないっすね(笑)。でも、気を遣う人間と一緒に御飯を食べにいくよりは、気を遣わないで居られるmayaと一緒に行ったほうがいいかなって(笑)。

So-net:お寿司を食べているときもずっと音楽論をかわしているとか?

maya:いや、ほとんど宇宙の話ですね(笑)。

Aiji:たまに無言のときもあるしね。とくにmayaは自分のことをあんまり語らないし。

So-net:こんなにも仲良しなのに、じつのところまだ完全に心を開いていないとか?

maya:それは誰に対してもそうかもしれないですね。別に深い意味があるわけじゃなくて、それが当たり前と思って生きてきたんで。

Aiji:逆にいい距離感がお互いあるからこそ、こうやってずっと一緒に活動できるってこともあると思いますし。

■自然に自分が思ったことややりたいことが表現できてる(maya)

So-net:もしかして、maya君が自身を素直に吐き出せる、心を開放できる場所って、楽曲(歌詞)だったり?

maya:結果的に振り返ると(自分と)つながっているものは感じますけど、作っているときはとくに意識はしてないですね。

So-net:書き終えたあとに、あ~俺今こんなこと思ってたんだって、自身がハッと気づかされることもあるとか?

maya:ありますね。曲ごとにこういうものにしようというテーマみたいなものをあらかじめ決めていたり、前まではどちらかというと把握して書いたりしていたんですけど、最近になればなるほど、いい意味でどんどんわかんなくなってきてるというか(笑)。自然に自分が思ったことややりたいことが表現できてるなって。

So-net:以前はどこか自分で枠組を決めて、そこからはみ出さないようにしてた部分があったとか?

maya:はみ出しちゃいけないとは思ってはなかったんですけど、確かに自分の枠の中でやってきた部分はありましたね。だけど、そこから飛び出すミラクル感みたいなものを最近欲するようになったといいますか、楽しめるようになりましたね。

So-net:Aiji君はそういったmaya君の変化みたいなものを近くで感じたり?

Aiji:どうですかね。変化というか、アルバム2枚出したあとに今回シングルをリリースするにあたって、LM.Cとして新しいところにいきたいというのが俺とmayaにあって。その中で「GHOST†HEART」を作っていったんですけど、mayaが歌詞書きにいつも以上に時間をかけているのとかを見ていると、ちょうど過渡期と言うか、maya自身がまた次のステップにいこうとしているのが感じられましたね。

So-net:新たなステップを踏み出す時って、より感じるものが多くなったり、見えるものが一気に増えるから、頭が混乱して、どう対処していいかわからなくなってしまったこともあったんじゃないかなって。

maya:そう……かも……しれない……ですね。でも、そういうのをどう楽曲に反映させるか。今までは枠組みの面積や規模を大きくさせていこうというのが念頭にあったんですけど、今回は自分の中の枠組み、常識が取り外されたぶん、いつも以上に迷う部分があったというか。でも、そもそもポンポン出てくるタイプじゃないし、かかる時間は、詰まってるか、分散してるかっていう違いにすぎないんで、そこまで僕の中では大それたことではないんですけどね(笑)。

■絵みたいもの。いつもmayaの歌詞を読むときは、そんな感覚で見てます(Aiji)

So-net:で、出来上がったシングルは「GHOST†HEART」と命名されましたが。

maya:最初は「GHOST」という仮タイトルをつけていたんですけど、「GHOST」の前後に何かつけたいなと思って。そのときに「PUNKY HEART」を5月に出したこともあって、「GHOST†HEART」、いいじゃん、HEARTつながりでっていう(笑)。正直、タイトルには深い意味はないんですよ。そういう瞬発力を大事にしたいというか。ひ らめき%の高いのがいいなって。

So-net:そうだったんだ。歌詞に「誰にもこの姿は見えない 誰にもこの声は聴こえない」というのがあったから、「GHOST†HEART」=目に見えなかったり、聴こえなかったり……形にはないけれども、もしかしたら幻想なのかもしれないけれど、確かに感じられるものという意味なのかな?とか、いろいろ勝手に深読みしてました。

maya:まさに目に見えないパワーとか、またそれとは違う意味で体感したことのない死後の世界とか。霊感とかまったくないんですけど(笑)、そういうものに対する未知なる興味がすごいあって。とくにこの曲を書いている時は、生きていく不思議、死んでいく不思議みたいなものをものすごく感じていて。なんか「千と千尋」的な。

So-net:そのとき「千と千尋」を見て感化されたとか?

maya:いや、まったく(笑)。

So-net:だけど、そういうことをいったん考え出すと止めどなくループしない? 目に見えない、答えのないものだから余計に。

maya:で、最終的には結局宇宙にたどりつくという(笑)。

So-net:なるほどね(笑)。

maya:処理しきれないものだから、書きながらどんどんま止まらなくなってきて。でも、結論としてはいつもながら自分達のことではあるんですけど、応援してくれる人達との関係というか、普段の我々とステージに立って いる我々というか……う~ん……なんて言うんだろう? 正直、よくわかんないですね(笑)。リスナーの人に聴いてもらって、感じてもらったら、そのものズバリ、それしかないなって。説明できないし、あんまり無理やり説明して、自分の考えを押し付けるのも違うと思うし。それは昔からずっとなんですけどね。だから、すげえしゃべりたいんだけど、しゃべりたくないというか。そのジレンマはつねにありますね。

Aiji:この手のものは正直、説明難しいですよね。結局おとぎ話のようなものだから、読んでくださいとしか言えないし、興味があったら、曲を聴いてくださいとしか言えないし。

So-net:現実と非現実の両方が交錯している感じというか。

maya:あっそれはありますね。現実と非現実が交差する場所で起こる話を描いたといえばわかりやすいかな。

So-net:“プラスティックな太陽”とか“毒入りのリンゴ飴”とか神秘的な部分が描かれているその一方で、“離ればなれの夜は 終わらない歌を ボクだけを待ってるキミだけのために”とか、ストレートにmaya君の溢れ出す想いが伝わってくるというか。読むほどにとらえ方が変わるし、いい意味で支離滅裂だからこそ想像力を掻き立てるというか。

Aiji:絵みたいものですよね。ある程度の知識を与えられて、それでどう思うか。いつもmayaの歌詞を読むときは、そんな感覚で見てますね。

So-net:確かに絵と近いよね。またサウンド、曲の展開もいつもながら予測がつかない、スリリングさがあって。とくに途中から3拍子に変化していくところは、また違った形でぐっと楽曲に引き込まれていきました。

Aiji:この曲はマイナーの大きくて、きれいなメロディーが特徴なんですけど、そういう場合、結構シリアスになりがちになってしまうところがあるんです。だけど、笑えるユーモアがあるのがLM.Cなんで、途中ちょっと 気が抜けるところ、アトラクション感というか、音の遊びがあったらいいんじゃないかって。アレンジしていく中で付け加えていきましたね。

■ズルズル系の(笑)。そういうのいいな、かわいらしいなっていう願望(maya)

So-net:そして、C/Wの「A Blueberry Night」はとてつもなく切ない曲だなって。

Aiji:切ないのかな~。

So-net:じゃあ、前向きにとらえたほうがいい?

maya:基本的に僕の描く歌詞は前向きですから。

Aiji:LM.Cは後ろ向きな曲はほとんどないですね。後ろ向きなことはやっていきたくないんで(笑)。

So-net:しかも、女性目線で描かれているのが新鮮で。

maya:女の子とは言い切りたくないはないんですけど。この曲は映画というか、ドラマというか、シチュエーション、情景設定をしたうえでストーリーを書いていきましたね。

Aiji:こういう恋をしてました的な?

maya:ズルズル系の(笑)。そういうのいいな、かわいらしいなっていう願望といいますか。

So-net:女の子はかなり共感できるんじゃないかと。だけど、なんでこんなにも女心がわかるの?

maya:いや、わかんないっすけど(笑)。たまたま歌詞を書いているときに映画を見ていたので、とくに意識していたわけではなく、自然と女子モードになってましたね(笑)。

So-net:またサウンドはホーンが入っていることで全体的に躍動感があふれていて。それによって歌詞の切なさがより際立っているような。

maya:最初Aijiさんにもらったデモではもっと切ない雰囲気だったんですけど、ラッパが加わったことで、歌詞と曲のコントラスト、明るさと切なさ具合がいい感じで成立して、最終的に日本のドラマっぽい仕上がりになり ましたね。

Aiji:今回初めて生の弦とホーンを入れたんですけど、人のヴァイブが入ったことで、いい意味で最初に抱いていた印象とガラッと変わりましたね。

■合言葉は……みんなで行こうぜ! 長野!(笑)

So-net:ぜひ2曲とも早くライブで聴きたいなと思ったのですが。12月9日からは待望のツアーがスタートしますね。

Aiji:ツアー自体1年ぶり、しかも、久々に長いツアーになるので、とにかく楽しめたらいいなと。毎回地方に行くたびに初めて来たという方が確実に増えてきてすごくうれしいんですけど、今回のツアーでも新規の方、今まで応援してくれたファンの方、みんなが楽しめるライブにできたらいいなと。まあ、毎回そう思っているんですけどね。

So-net:なんと今回は東京公演がなく、しかも、ファイナルはふたりの故郷の長野という前代未聞のツアーとなってますが。

Aiji:いつもファイナルは東京で、全国のみんなにわざわざ集まってもらってましたが、あえて今回はイレギュラーで、思考を変えて僕らが長野にいきますと。江戸時代に参勤交代で江戸目指していたみたいな、その長野版みたいな感じといいますか(笑)。

So-net:当日は雪が降る中での、まさにホワイトクリスマス・ライブとなる可能性もありそうですね。

Aiji:できれば降ってほしくないんですけどね。電車止まったりしたらみんなこれなくなっちゃうんで。

So-net:東京公演の予定はその後も一切ないの?

Aiji:ないです。今回はやらないです。

So-net:相変わらず挑戦的な。

Aiji:今は、とにかくみんなで行こうぜ! 長野! っていう。ただそれだけです!(笑)

So-net:故郷に錦を飾るじゃないけど。

maya:僕は別の次元で楽しみですね。長野県民文化会館は長野で一番大きいホールで、憧れの場所だったので。

Aiji:2009年の集大成となるツアー、そして、長野はその締めくくりとなるので、ライブもいつも以上に気合い入れていこうかと。

maya:いや、むしろ素舞台かもしれないね!

Aiji:逆にありかもね(笑)。

maya:でも、来た人びっくりなんでしょ? あれ? まだ仕込み終わってなくね?って(笑)。

Aiji:で、本番になったら、プリクラのフレームみたいなのがプリントされたメガネをかけて見ると。

maya:演出メガネ!(笑)

Aiji:そうそう! ドラえもん的な感じで(笑)。

maya:だから、メガネをかけてみるとセットがすごいゴージャスなんだけど、取ると一気に素舞台という(笑)。

Aiji:しかも、いろんなフレームがあって、セットや背景を色んなバージョンにしてライブを観ることができるっていう(笑)。

maya:見ている人が自分でセットも決められるんですよ。

So-net:その人ならではのいろんな楽しみ方ができると。それはかなり斬新だね!

maya:特許取らないと(笑)。

Aiji:っていうか、この話はあくまでの僕らの空想の中での話なんで(笑)。

maya:いや、わかんないよ、時代は進化してるから(笑)。

Aiji:まあ、実現できるかどうかはおいといて(笑)、とにかくみなさんの想像を超えるライブになることは間違いないんで、ぜひ遊びにきてほしいと思います。

maya:合言葉は……

Aiji:みんなで行こうぜ! 長野!(笑)

●TEXT/星野彩乃


So-net Music Visual Monthly Question

So-net Music からLM.Cへの質問

「秋といえば運動会。運動会の思い出を語ってください」

※LM.Cにコメントに答えるには、コメント欄、TB欄を使ってください。
みなさまからのコメントはアーティスト本人もチェックしますので、じゃんじゃん書き込んでくださいね!

では、LM.Cの運動会の思い出は?(こちら)からどうぞ!>>>>PLAY

Profile
LM.C(エルエム.シー)
元PierrotのAiji(G)と、同郷の後輩バンドのギタリストとして活動していたmaya(Vo)とで結成したユニット。2006 年10月4日にマキシ盤「Trailers【Gold】」「Trailers【Silver】」を同時発売し、デビュー。2008年11月5日に初めてのフルアルバム『GIMMICAL☆IMPACT!!』『SUPER GLITTER LOUD BOX』を2枚同時発売。その後、19箇所20公演に及ぶ全国ツアー、2009年1月より全11ヶ国14公演に及ぶ初のワールドツアーを敢行。2009年2枚目のシングル「GHOST†HEART」を11月4日に発売し、12月9日よりツアーがスタート。ファイナルはふたりの故郷でもある長野県民文化会館で行われる。

■オフィシャルサイト
http://www.lovely-mocochang.com/

■連載「LM.CのコロコロChat SHOW!!」バックナンバー
http://www.so-net.ne.jp/music/lmc/

■「GHOST † HEART」発売記念握手会についてはこちら
http://v-rock.blog.so-net.ne.jp/2009-10-15

【初回盤】(CD+DVD)
「GHOST†HEART」/LM.C
(収録曲)
GHOST†HEART/A Blueberry Night 全2曲
※DVDには「GHOST†HEART」PV収録。
PCCA-03024/1,575円(税込)
2009.11.4 ON SALE
【通常盤 初回生産仕様】(CD)
「GHOST†HEART」/LM.C
(収録曲)
GHOST†HEART/A Blueberry Night 全2曲
※CD+スペシャルブックレット+骨チャーム(全5種のうち1種)入り
PCCA-70257/1,575円(税込)
2009.11.4 ON SALE
【通常版】(CD)
「GHOST†HEART」/LM.C
(収録曲)
GHOST†HEART/A Blueberry Night 全2曲
PCCA-70258/1,050円(税込)
2009.11.4 ON SALE
Present
プレゼント サイン入りポラを3名様にプレゼント。
応募はこちらから
※応募〆切は2009年11月30日(月)です。
タグ:LM.C

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 BOUNTY1年3ヵ月ぶりのニューアルバムのタイトルは『Attack』。最近の彼らの意気込みでもある、<攻撃的に行く><攻めの姿勢>を明確な言葉で表わした今作は、そのタイトル同様、聴き手にグイグイと迫ってくる作品内容となった。「BLACK OUT」「LOVE SUITE」と、ここ2作のシングルや前作アルバムから浮かぶ打ち込み、構築感のある、いわゆる<作品性の高さ>の予想を裏切り、よりライブ感やネイキッドさが強くなった今作は、ダイナミックさと艶やかさ、ハードさとセンシティブさを同居させつつ、彼らなりのキャッチーさや広がりを表した全10曲。
 この夏からはライヴ・メンバーも心機一転。新体制にて初のライヴに臨む彼らに、今作を中心に色々と話を聞いてみた。
動画コメントはこちら
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■よりロック色が強く、ライヴ向けな作品にしたかった

So-net Music(以下So-net):2度目の登場ですが、今回は 7月15日発売の2ndアルバム『Attack』について。まずは1年3ヵ月ぶりのアルバムを完成させた今の感想から教えてください。

KAZUYA:良いアルバムが出来たなと。まぁ、作っている時は、特にコンセプトもなかったんだけど、聴き返すとロック色の強い芯のある作品になったかな。

Aoi:結成して今までに、たくさんのライヴを演ってきましたからね。そういうライヴ感が上手く1枚に収められたかな。

So-net:正直、聴く前はここまでのシングルの遍歴から、もう少し構築感のある作品を想像していたんですが、実際はライヴ向きの曲ばかりで驚きました。

KAZUYA : シングルのわりにストレートな曲が多いでしょ(笑)? 実は僕も“そんなかな...”とは思っていたんです。今、言われて確信に変わりました(笑)。

So-net:前作アルバムも確かにライヴ向けでしたが、今作の方がより全体的にメリハリもついてすっきりしたかなと。

KAZUYA : そうなんですよ。よりライヴ感を出そうとの意識が今作にはあって。どちらかと言うと前作はポップス寄りだった印象を自分では持っていたんで、今回はその辺り、よりロック色が強く、ライヴ向けな作品にしたかったんです。

So-net:ダイナミズムも以前にも増してついてるし。

KAZUYA : その辺りはレコーディングの仕方やプロダクトのチームが変わったことにも大きく起因していて。前作と今作ではレコーディングのスタッフが全く違いますからね。

So-net:そのプロダクト・チームを変えたのには、何か理想があってのことだったんですか?

KAZUYA : いや、それよりは“色々な人と一緒に演りたい”の方が強かったかな。“FANATIC◇CRISISの頃に仕事をしていたエンジニアさんと、今また一緒にやったらどうなんだろう?”と思い、シングル「BLACK OUT」の時に試してみたんです。それが自分の中でかなり満足のいく出来で。是非、そのチームでアルバムを作ってみたくて。

So-net:久々にその方々に録ってもらっていかがでした?

KAZUYA : やはり色々な人とやると、そのぶん、それぞれの方のテイストも混ざり、人それぞれの味がそこに表れて面白いですよ。時には自分が思い描いていたものと全然違うものが出てくる時もあるけど、僕らの場合その辺りも大歓迎ですから。あくまでも僕はグループをやっている、だから僕の意見が全てじゃない。みんなで一つのものを作る、そんな価値観の中でやってますからね。そういった意味では、全てが自分の思い通りにならなくても「まっ、結果、良いものが出来たね」と笑えれば良いかなと。

So-net:せっかく一緒に作る以上、そこに融合や化学変化といった意外性ももたらせたいですもんね。

KAZUYA : そうですね、自分の中に見える世界を忠実に表わしたいのなら、全て自分でやればよいんです。前回のアルバムではギタリストが2人居たんですけど、“やはり自分のタイム感は自分でしか出せない”と、今回のギターは全て自分だけで弾きました。逆にその辺りは、“BOUNTYのギターはやはり僕にしか弾けない”ぐらいに思ってますから(笑)。

■KAZUYAさんのギターソロが聴きたくて

So-net:Aoiさんは全体を聴き返していかがでした?

Aoi : 1曲1曲がエネルギッシュで曲の鼓動までも感じられる作品になったなと。歌詞にしても、曲自身が活きているように、“書いて!”“書いて!”といってくる印象を凄く受けたし。元々歌詞をつけ、曲として完成する前からそれぞれの曲がパワーを持っていたので、それがより強く、大きくなった感はありますね。自分的には、曲それぞれが持っている性格や感情みたいなものを上手く引き出せたかなと思っていて。今回、歌詞を書く際の新たな試みとして、言葉の持つ力で、曲の方向性を捉えられたり、曲を聴く前から歌詞を見ただけで、どんな曲か想像できる部分はかなり意識しました。いわゆる予備知識や先入観がなくても曲をイメージできる、そんな歌詞を目指したんです。

So-net:KAZUYAさんはメロディを作る時に何か意識したことは?

KAZUYA : 1曲1曲作っていく上での更なる広がりですね。基本“アルバム用に”と作った曲は今作では1曲もないんです。それこそ全曲シングルのつもりで書いたんで。<どんな曲でもキャッチーなメロディがないとダメ!!>が僕の信条ですから。前のアルバムの際もそうでしたが、僕が大事にしているのは、<サビだけ聴いたら全曲シングル>ってところなんです。だからどの曲も解体してみると、メロディはポップだと思いますよ。今回のアルバムの頭3曲にしても、攻めでライヴ向けな曲たちだけど、解体してみるとどの曲もポップですからね。<ロック・バンドを演っている>意識も強いし、ギターとボーカルのユニットなので、ギターがより強調されて、このような形になったんです。

So-net:先程の「一人でギターを入れた」というのが意外なぐらい今回もツインギター性がバリバリですが。

KAZUYA : 本当はギターは一本だけで仕上げたいところなんですけどね(笑)。ギター2本が当たり前の環境で10数年演ってきちゃうと、ツインギターが当たり前だとつい思っちゃって(笑)。ギター一本だとどうしても物足りない気になっちゃう。その呪縛からはまだ離れられてないですね(笑)。まあ、入れるにしても自分一人で弾いているぶん、2本を綺麗に振り分けたりもせず、すみ分けや絡みは上手いこと考えているつもりです。

So-net:あと、前作アルバムよりも音数も減りましたよね? 曲によっては抜き差しでのドラマティック性を表す曲が現れたり。

KAZUYA : 音の詰め込み過ぎや、音のひずませ過ぎには気をつかったかな。前作はわりとシンセや打ち込みの要素も多かったんで。それに比べるとかなりシンプルな音色やフォーメーションに落ち着いたかな。

So-net:今回Aoiさんも4曲作曲していますが、それぞれタイプの違った曲というのも面白い。

Aoi :お互いがそれぞれ曲を出し合った時に、入れる曲も必然的に決まっていって。とは言え、今回の僕の曲には全て共通したものがあるんです。

So-net:それは?

Aoi : ギタリストKAZUYAにギターソロを弾かせようと(笑)。アレンジャーのTohruさんと曲を作っている時でも、ギターソロの部分は空けてましたから。

So-net:特に「Eve」のギターソロは伸びやかで、弾いていてもかなり気持ち良さそうですもんね。

Aoi : 今までのBOUNTYの曲って実はギターソロってあまりなかったんですよ。だけど、僕自身がKAZUYA さんのギターソロが聴きたくて。それはきっとお客さんも一緒だろうと。今回は僕の曲が入るんで、このような形をとりました(笑)。

KAZUYA : その用意されたお神輿に即行で乗りましたよ(笑)。前作はかなり神経質に、<狙ったもの以外90年代っぽいことはあえて避けよう>というのがあって。その最たる例が<ギターソロの排除>でしたから。ちょうど今回のアルバム制作の頃はギターを弾くのも楽しみになってきていたんで、もう、“うん、やる!やる!”って感じでした(笑)。ファンの子たちからも、「ギターソロを聴きたい」的なリクエストもあったし。“そんなにみんなが望んでいるのなら、やりまっせ!!”と(笑)。実際非常に楽しく弾けましたからね。他にも今回はかなりギタリストに徹している所もありますよ。まあ、自分で全部をやると、どうしても完璧さを求めてきりがなくなっちゃうんで、あえて今回はアレンジャーのTohru君に任せるところは任せました。

■『Attack』はこれからのBOUNTYの姿勢や意気込みを表した

So-net:Aoiさんの歌にしても以前よりも全体的にレンジも広く、表現の幅も広がったんじゃ?

Aoi : ずっと演ってきたライヴの成果が表れたかなと。歌詞の中の一人として入り込んで歌えましたからね。

So-net:特にラストの「Hello&Good bye」なんて、歌詞も含めて新境地っぽい。

Aoi : 「Hello&Good bye」を書いていた時には、ちょうどよく絵本を読んでいて、“シンプルな言葉で心を揺さぶる歌詞を描いてみたい”と思っていた時期で。そんな時にこの曲のデモをもらって、“この曲こそそれにピッタリだ”と。歌う時もピュアな気持ちで歌えました。

KAZUYA : この曲こそ早くライヴで演りたいですね。

So-net:この曲は取り方によっては、ファンとBOUNTYとの関係性を描いているようなところもあるので、喜ぶファンも多そうな。

Aoi : 「一緒に行こう」みたいな感じもありますからね。是非、みんなと一緒に歌いたいです。

So-net:ちなみに今回のアルバムタイトルの『Attack』はどこから?

Aoi : これは僕がつけたんです。幾つか候補があったんですが、そもそもこの『Attack』は、よくKAZUYAさんが去年の暮れごろから色々な場所で、「2009年は攻撃的に行きたい」と言っていたところからきていて。その勢いや意気込み、“進んで行こう!!”等、 バンドの今年の姿勢を言葉で表してみたんです。実際、完成して通して聴いた時に、その作品内容とのリンクに“やっぱり、これだ!!”と確信しましたね。

So-net:このアルバムを引っ提げ、8月21日からは東名阪のワンマンライヴも行いますが、その意気込みを。

KAZUYA : アルバム中心の選曲になりそうですが、絶対楽しいものにします。お客さんと良いキャッチボールをしたいですね。

Aoi : 沢山聴き込んでもらって、当日は一緒に歌いたいですね。あと、KAZUYAさんのギターソロにも是非注目してください(笑)。

So-net:6月25日のライヴからはサポート・メンバーもチェンジし、新体制で臨まれるようですが。ちなみに新しいベースの方って...。
※編集部注:取材はライブ1週間前の6月中旬に行われた。

KAZUYA : そうです。あのHITOKIさん(ex : 黒夢、現ROBOTS、Dummy's Corporation)です。毎度サポートメンバーを探すのは僕の役割なんですが、せっかくのユニットなんで、自分たちのレベルアップのためにも色々な人と演りたいなと、今回声を掛けさせてもらいました。

So-net:プレイにしろキャリアにしろ申し分ないですね。

KAZUYA : そうですね。キャリアもスキルもある方なので、一緒に演ることで勉強になることも多いかなと。今まで友人や後輩にサポートしてもらっていたんですが、僕の方もさらなるレベル・アップをしたくて。一緒に演ることで、自分たちのサウンドにも変化が現れるかもしれないし。

So-net:その新メンバーでのライヴまであと一週間ですが、リハーサルは順調ですか?

KAZUYA : 実はまだ入ってないんです。というか、まだみんなと会ってもいないという(笑)。来週ようやくみんなで音を合わせるんです。

So-net:そのメンバーならではのバンド・マジックやグルーヴが生まれると良いですね。

KAZUYA:そこらへんは非常に楽しみで、期待しているところでもありますね。

So-net:では、最後に今作の聴きどころを教えてください。

KAZUYA : 全体通してすっきりとかっこいいロック・アルバムになったので、是非みなさん聴いて下さい。

Aoi : 今回はお互いの曲が良い具合に散りばめられているので、より深くBOUNTYを知ってもらえる作品になったかなと。ライヴ感や爽快感のあるアルバムなので、これを聴いて背中を押せたり、元気になってもらえたら嬉しいです。

●TEXT/池田スカオ和宏


So-net Music Visual Monthly Question

So-net Music からBOUNTYへの質問

「七夕で短冊に願い事を書くとしたら…?」

※BOUNTYのメンバーにコメントに答えるには、コメント欄、TB欄を使ってください。
みなさまからのコメントはアーティスト本人もチェックしますので、じゃんじゃん書き込んでくださいね!

では、BOUNTYメンバーの「七夕で短冊に願い事を書くとしたら…?」を発表!(こちら)からどうぞ!>>>>PLAY

Profile
BOUNTY(バウンティー)
KAZUYA(G)がFANATIC◇CRISIS解散後、数々のアーティストへの楽曲提供・プロデュース活動を行っている時にAoiと出会う。2007 年3月末、ユニットとしてBOUNTY結成。同年5月5日、渋谷RUIDO K2にて初LIVE [six songs only LIVE](6曲限定ライブ)にて始動。東名阪ツアー含め、ライブを中心に活動中。2008年2月に配信限定シングル「Coming brand new days」、同年4月に1stフルアルバム『Tribal』をリリースし、V-ROCKシーンに鮮烈デビュー。2009年7月15日に2ndアルバム『Attack』を発売し、8月21日名古屋、23日大阪、30日東京とワンマンライブを行う。

■オフィシャルサイト
http://www.bountyrock.com/

■ライヴスケジュール
BOUNTYワンマンツアー「Attack」
8月21日(金)名古屋ell.SIZE
(問)サンデーフォークプロモーション/TEL052-320-9100

8月23日(日)大阪心斎橋FANJ twice
(問)大阪ウドー音楽事務所/TEL06-6341-4506

8月30日(日)表参道FAB
(問)FAB/03-5772-8566

料金:前売3,500円/当日4,000円(共に整理番号付・ドリンク代別・税込)
チケット発売中
※詳細は随時HPでお知らせ致します。
【TYPE-A】(CD+DVD)
『Attack』/BOUNTY
(収録曲)
BLACK OUT/Envy/Perfume/LOVE SUITE ほか全10曲
※DVDには「PRISM」PV収録
KHCM-1012/3,600円(税込)
2009.7.15 ON SALE
【TYPE-B】(CD+オリジナルPHOTO BOOK封入)
『Attack』/BOUNTY
(収録曲)
BLACK OUT/Envy/Perfume/LOVE SUITE ほか全10曲
KHCM-1013 3,000円(税込)
2009.7.15 ON SALE
Present
クリアファイルを3名様にプレゼント。
応募はこちらから
※応募〆切は2009年8月31日(月)です。

posted by So-netMusic at 2009-07-15 11:16  nice!(1)  コメント(0) 
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